キリシタン小説集

キリシタンをあつかった時代小説を集めてみた。

リンクを張ってあるものは、私がこのブログ上で紹介したものである。

谷真介
 「フランシスコ・ザビエル」
 「二十六の十字架」
 「江戸のキリシタン屋敷」
 「外海(ソトメ)の聖者ド・ロ神父」
 「キリシタン大名 高山右近」
 「ジュリア・おたあ—あらしの時代に生きたキリシタン」
 「ローマへいった少年使節」
三浦綾子
 「細川ガラシャ夫人」
 「海嶺」
 「千利休とその妻たち」
岡本綺堂「細川忠興の妻」
高橋直樹「大友二階崩れ」
赤瀬川隼「王国燃ゆ 小説大友宗麟」
小石房子「豊後の王妃イザベル キリシタン大名大友宗麟の妻」
篠田 達明「聖母の鐘」ルイス・アルメイダ
井上ひさし「わが友フロイス」
川崎桃太著「フロイスの見た戦国日本」
山本兼一「ジパング島発見記」ザビエル、ルイス・フロイス、アルメイダ、カブラル、ヴァリニヤーノを主人公とする短編小説集
芥川龍之介「糸女覚え書」
永井路子「朱なる十字架」
白石一郎「火炎城」
吉川英治「高山右近」
加賀乙彦「高山右近」
木村紀八郎「小西行長伝」
葉室麟「風渡る」黒田如水
楠戸吉昭「聖書武将の生々流転 −豊臣秀吉の朝鮮出兵と内藤如安」
遠藤周作
 「反逆」荒木村重と高山右近
 「宿敵」小西行長
 「鉄の首枷」小西行長
 「王の挽歌」大友宗麟
 「銃と十字架」ペトロ岐部
 「侍」支倉常長
 「男の一生」
 「女の一生」
若桑 みどり「クワトロ・ラガッツィ」(天正少年使節と世界帝国)
三浦哲郎「少年讃歌」天正遣欧使節とドラード
村木嵐「マルガリータ」(文藝春秋)千々石ミゲルの小説
青山敦夫
 「千々石ミゲル」
 「活版印刷人ドラードの生涯」発行所 印刷学会出版部 青山敦夫著
安中 榮子「雪のサンタマリア」
小島幸枝著「長崎代官村山等安 その愛と受難」
マイケル・クーパー著「通辞ロドリゲス−−南蛮の冒険者と大航海時代の日本・中国」
松永伍一
 「ペトロ岐部 追放・潜入・殉教の道」中公新書 1984
 「旅びと ペトロ岐部の一生」 偕成社 1984
 「まぼろしの天使 」天草四郎 偕成社 1986
 「虹いろの馬車 伊東マンショと少年寒吉の物語」 偕成社 1987
 「魔法のバテレン 金鍔次兵衛物語」 偕成社, 1989
 「遥かなるローマ 少年使節の旅」女子パウロ会 1992
長与善郎「青銅の基督」
飯嶋 和一「出星前夜」島原の乱
堀田善衛「海鳴りの底から」島原の乱
海老沢 泰久「青い空」
佐藤 早苗「奇跡の村」
吉村昭「アメリカ彦蔵」
今西佑行「浦上の旅人たち」津和野乙女峠
森禮子「神父ド・ロの冒険」これは殉教者と違うかな

この中で特筆すべきものは、松永伍一の作品だと思う。かれはクリスチャンではないが、ペトロ岐部を主人公にした小説を1984年に出版している。また中公新書でも「ペトロ岐部」について著している。いずれも今は絶版であるのだが………。
私はこの人の「旅びと ペトロ岐部の一生」 という本をはじめて手にしたとき、興奮のあまり眠れなくなってついに一晩で500ページくらいある小説を一気に読んでしまった。そして絶版であったのだが、amazon.com で中古本が出ていたので、4000円もしたけれどついに買ってしまった。あれから何度この本を読んだことか。

このリストも少しずつ改訂していかなければならないと思っている。
ちなみに今読んでいるのは飯嶋 和一「出星前夜」である。

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