ドキュメンタリー映画「幸せの太鼓を響かせて −INCLUSION」
教会の友人に誘われて「幸せの太鼓を響かせて」を伊勢佐木町のテアトル横浜に見に行きました。その友人は 「able の会」という障害者支援団体にかかわっていて、そこが作る映画の第3弾ということである。それまでは自主上演活動によって行ってきたが、今回からは劇場公開することにしたのだそうである。
私は前2作も見た。
ひとことで感想を言うならば、太鼓の響きを聴くことによってささやかな幸せをもらったということかな。。
カトリック映画賞に推薦しようかと考えています。
この映画の紹介です。チラシにあったコピーを紹介しましょう。
「すべての音色が調和するとき世界はきっと今より美しい」
「職業を持ちたい、家族を持ちたい、普通のことなのに、遠い夢だった.知的障害がありながら、全国2位に輝いたプロの和太鼓集団の感動の記録」
「ひたむきに太鼓を打つ音が、遠く離れてクラス家族の元にも届いた………」
「普通の日常に大きな感動がある.普通の言葉に涙が止まらない」
「家族と別れた過去も、幸せの願いも、すべての想いをこの新曲に込めて」
「瑞宝太鼓」は知的障がい者職業訓練施設でのクラブ活動として発足。次第に技術を磨き、国内外のイベントに多数参加する中、メンバーからの強い希望で、2001年4月、プロ集団としての道を選ぶ。現在は年間100回以上の国内公演の他、バルセロナやシドニーのパラリンピックでのイベント、ニューヨーク国連本部など海外でも活躍。その実力は障がい者という枠を越え、2010年に開催された第9回東京国際和太鼓コンテストで、全国から集まったプロ・アマの中で、みごと優秀賞(2位)に輝いた。
この映画を見ていて、この和太鼓集団が知的障がい者であるということをしばしば忘れてしまう。特に太鼓を演奏する場面ではそうである。中に入ってくるナレーションや出場者の会話、あるいは日常生活を映すことによって、「ああ、そうだったんだ」と思い出すのである。
知的ハンディを持って練習することがどんなに大変なのかをあまり強調していない。そこがいいという人ともっと強調したらよかったと思う人と両方いるにちがいない。
う〜ん。私はどちらかというと後者かな。