アファメーション(自己肯定)の極意?

石井裕之なるセラピスト(パーソナル・モティベーター)の「英語アファメーション」なる本の広告を見て、ちょっと興味を持ったので、ネット上で調べてみた。

アファメーションとは「『私にはデキる!』というような、自分を肯定する自己暗示のことである。
アファメーションの目的とは「理屈や経験を超えて自分を信じられる心を作ること」である。「信じる力」をきたえることなのである。
アファメーションとは、潜在意識が自分を維持し、成長を妨げようとする「心のブレーキ」をはずし、成長しても大丈夫ということを潜在意識に納得させることである。

アファメーションの基本ルール
1.「肯定形で表現する」
2.「現在形で表現する」
3.「一人称で表現する」
4.「具体的に表現する」

アファメーションは英語で表現するといい理由
(1)感情を込めて表現しやすい
(2)ネガティブな表現をしてもダメージが少ない
(3)気持ちが入りやすい
(4)しらじらしさがなくなる
(5)堂々と要求できる
(6)リズムにのれる

なるほどね。日本語で言うと何のことはない表現でも英語で言うととても意味ありげにありがたく聞こえるってことがよくある。(その逆もあるだろうけれど………)前にアーガスポスターを紹介したことがあった。あれなんかまさにそういう例である。

ところで、絵馬や七夕の短冊に願いごとを書くときに
「志望大学に合格できますように」
「商売が繁盛しますように」
「よい結婚相手にめぐり会えますように」
などと書く。しかし、これらは実は「アファメーション」ではないという。今、そういう状態でないことを認めているからである。
だから、これをアファメーションにするには
「今、夢が叶いつつあります。ありがとうございました。」
「今、少しずつ商売がうまくいきつつあります。ありがとうございました。」
と、こうすると自然に感謝の気持ちが浮かんできて、気持ちが上向きになり、何となくやる気も出てくる。アファメーションの5つのルールにも則っている。
これは「祈り」にも当てはまるのではないか。あるいは「信じる」ということが、こういうアファメーションそのものではないか。だから私たちの祈り方もこういうふうに変えたほうがいいのかもしれない。

しかし、ここで「何に向かって感謝しているのか?」「誰に向かって祈っているのか?」と問い返したくなる。
そうなのである。ここでいう石井裕之氏なる人が述べているのは「神なきアファメーション」「神なき信仰」であることはいうまでもない。
究極のアファメーションというのは、誰もが神に愛されて生きていることを信じることにあると私は思うのだが………。

具体的に英語で表現するとどうなるのか、その表現をいくつか知りたくなった。
著者は Fake It! こそ「英語アファメーション」の極意であるといっているが、その他にどういう表現があるのであろうか? それを知るにはやっぱりその本を読まねばならないか。

ところで「Fake It! 」とは
(1) 知っている[できる]ふりをする;虚勢を張る.
(2) 〈ジャズ奏者が〉即興で演奏する.
という意味らしい。これがなんで「英語アファメーションの極意」なのか?
Fake it ! Until you make it !
というのは『演じろ! それになるまで」という意味らしい。
そうか、そうか、なるほど。
そういえば、「信じる」という行為はまさにこの「 Fake it! Until you make it!」そのものではないか!

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