SIGNIS World Congress@ChiangMai その2
チェンマイにきて4日目になります。
私はこの種の国際会議には何度か参加していますが、今回の会議はもっとも規模の大きなものです。
考えてみるとこういう国際会議に参加することができるというのは、政治家か学者かあるいはスポーツ選手に限られていて、そうでもないとほとんど参加する機会がないのでしょうが、そこはカトリック教会の国際性なのですね。自分がカトリック信徒であることがもっとも良かったことの一つにこういう国際的な集まりに参加して交流することができるということがあげられます。
SIGNIS という組織は、カトリック教会のなかでメディアに関わっている人たちの集まりで、TVプロデューサーとかラジオ放送に関わっている人とか、あるいはその国のカトリック教会の広報のビデオを作ったりする人がこの会議に参加しています。
この会議のテーマは「children’s rights tomorrows promise -Media for a Culture of Peace」というもので、「子どもの権利とメディア」というようになるでしょう。
このテーマのもとに全体会議とWorkshop が開かれます。
会議の言葉はほとんどが英語ですが、全体会議ではフランス語、スペイン語、タイ語の同時通訳が付いていて、必要な人にはヘッドセットが渡されます。
いつもこの種の国際会議に参加するとわかるのですが、会場で自由な発言を求めると、手がバラバラと上がります。中でも目立つのはインド人で訛りの強い英語でとうとうとまくし立てます。
それにひきかえ、日本人と韓国人は英語の表現力に対するコンプレックスを持っていてほとんど発言することがないのですね。
どこかで聴いたことですが、「国際会議は、インド人を黙らせて日本人を喋らせたら成功する」というのは全くそのとおりだというのがわかります。