Getting Way of Life, Shareing Way of Life, Giving Way of Life
生き方には2通りあると思う。
Getting Way of Life つまり何かをゲットすることを喜びとする生き方。お金、名誉、権力、社会的地位…………。
Giving Way pf Life つまり与える喜びを求める生き方。
私は、Giving Way of Life を生き方としたいと思っている。与える喜び(Joy of Giving)を最大限に追求したいと願っている。
が、これはかなり難しい。
最近、この二つの他に、上記の中間(というよりは少しgiving 寄りだと思うが)に、Sharing Way of Life という生き方があることを教えてくれたのは、Big Issue Japan 172号(2011.8.1発行)の「SHARING 所有の文化から共有の文化へ」という記事であった。
英国、生活のすみずみまでに広がるシェアリングの楽しみ
スマートフォンやGPS(全地球測位システム)ソーシャル・ネットワークなどの新しいテクノロジーが、今までにない方法と規模で、あらゆる種類の富を共有交換することを可能にしつつある。英国で始まっている斬新なアイディアやビジネスを紹介する。たとえばカーシェアリング。英国の家庭の5軒に2軒は年間5千マイル(約8千キロメートル)も走らない車を所有しており、その維持に年間5500ポンド(約72万円)を費やしている。「ウィップカー」がユニークなのはこうした稼働率が低い個人の車を近所の人に貸す、ピアツーピア(仲間同士)のカーシェアリング組織であることだ。
自転車シェアリングは、カーシェアリングよりもはるかに進んでおり、今世界で急成長している。利用者がA地点で自転車を借り、用が済めばB地点で乗り捨てることができるのがセールスポイントである。
農地や住居、公共的な施設の共同利用も盛んである。ランドシェアリングである。人々はネットを通じて、例えば裏庭に空いた土地を持っているジョーンズ氏を野菜を作りたいスミス夫人に紹介する。
旅に出る人のためのルームシェアリングもピアツーピアに行われている。
コミュニティ内の遊休スペースを若者が利用できるようにするサービスもある。
リサイクルやリユースも者や商品のシェアリングである。
家庭菜園でできた野菜を近隣の人にシェアするシステムもある。
最後に、ピアツーピア・レンディング。ネット空間につくられた貸し手と借り手の出会いの場である。これもピアツーピアの関係だからこそできることであろう。
日本でもシャッター通りに化した商店街の空き店舗を利用できるのは、こういうピアツーピアのシェアリングのシステムであろう。
ともかくシェアリングできるものは、だいたんにシェアしていく生き方も一つの新しい生き方に違いない。
考えてみたら、わたしのこのブログ”Good News Collection” も Good News(福音)をシェアする大胆な試みであるつもりである。
この記事の最後に「シェア―からビジネスを生み出す新戦略」(レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース著日本放送出版協会刊)という本が紹介されていた。早速読まねば…………。
この本を紹介しているサイトをみると「『シェア』をシェアする」つまりこの本の読書をシェアしようという呼びかけがなされているところが面白い。そうしたら本が売れないのではないかという心配は杞憂なのだろうか?