ChiangMai のお寺 その1
SIGNIS World Congress の開かれたチェンマイの町にはたくさんのお寺がありました。仏教のお寺です。
これが日本のお寺とはずいぶん趣が異なっていました。日本の仏教は大乗仏教(大衆部仏教)の流れですが、タイは小乗仏教(上座部仏教)の流れです。その違い以上の違いがありそうです。
先ず外観がチャンマイのお寺は、キンピカの感じです。やたら金色なんですね。金色をはじめ極彩色で、とても絢爛豪華な感じです。それに比べると日本のお寺は質素で地味です。もっとも日本のお寺でも密教系のお寺の本堂は、キンキラキンですが……。
私がチェンマイのお寺でもっとも感動したのは、こんな立て札があったことでした。「Monk Chat Program」というのです。「お寺の坊さんと話しをしませんか。僧の生活や仏教についてはタイの文化についてなど気軽に話しをしましょう」という呼びかけです。
そして実際にお寺の本堂で僧と若者とが話しをしているのを見かけました。
一緒に行った司祭に「日本の教会でもこういうことを呼びかけたらどうですか?」といったら、「カトリック教会の司祭はみんな忙しくてそういうのにはつきあえない」といわれてしまいました。そんなに忙しいのかな?
もっともお寺の一角で漫画を読んでいた若いお坊さんもいたし、入れ墨をした革ジャンの若者が恭しく祈りを捧げているところにも出くわしました。タイの仏教の信徒は日本よりも敬虔な感じがします。