Big Issue TRAIN
私はBig Issue を品川駅高輪口にたっている売人の小野さんから買うことにしている。
12月15日号を買ったときに、小野さんに聞いてみた。
「一日にどれくらい売れるのですか?」
この質問はあなたの給料はいくらですか?みたいな質問で本当は聞いてはいけないことかもしれないのだが、かれは悪びれずに教えてくれた。
「平均すると30部くらいかな。40部売れるといいんですがね。天候や日時によってずいぶん違うんですよ」
「買っていく人は男と女とどっちが多いですか?」
という質問には、意外にも女性の方が多いのだそうである。世代的にはいろいろなのだが、けっこう若い女性もいるということである。
今、Big Issue を片手に持っている女性がファッショナブルなのだということらしい。
ところで、12月15日発行の157号にこんな記事が載っていた。
ビッグイシュートレイン?
インターネット上で集まった人たちが、ビッグイシューを買って、特定の日、特定の電車に乗り合わせて、ただ雑誌を読むという読者発案・主催のイベントです。
第1回は11月21日(日曜日)東京では山手線外回り、池袋発10時の電車が指定されました。当日池袋駅から乗り合わせた人たちは自然にそれぞれ車両の中に散ってビッグイシューを開きます。停車駅ごとにビッグイシューを持った人がだんだん乗り込んできて、15人以上が雑誌を開くと、その他の乗客が異変に気づきはじめ、不思議そうな顔をしたり、ひそひそ話をしたり。参加者同士は言葉を交わすこともなく、それぞれの所用のある駅で電車を降ります。これは暗黙のルール。ただ電車を降りる一瞬、会釈するだけで、参加者同士が通じ合った気がして笑みがこぼれます。
雑誌が媒介になって生まれる爽やかな関係に新しい可能性を感じるイベントでした。
いかにもビッグイシューらしい企画ですね。次はいつするのでしょう。
そしてその計画をどこへ行けば聞けるのでしょうか?
私も時間さえあえば、その計画に参加してみたいです。