トンボの国日本
日本はトンボの国である。
日本には約180種のトンボが生息している。日本のことを秋津島とよぶが、この「秋津」とはトンボのことであるという。日本の地形がトンボの交尾の形に似ているとかで秋津島といったとか。
西洋ではトンボは「不吉な虫」として嫌われ、トンボが刺すとかかむとか羽がカミソリのように切れるとか言われていた。
英語ではトンボのことを dragonfly というが、これはオニヤンマとかシオカラトンボ、アキアカネのことである。
実はトンボには2種類のトンボに分けられる。
前翅と後翅の大きさと形が違う不均翅類(オニヤンマ、シオカラトンボ、アキアカネ)は、翅をたたむことができない昆虫である。
前翅と後翅の大きさと形が等しい均翅類(カワラトンボ、ハグロトンボ、イトトンボなど)は、翅をたたんでとまることができる昆虫である。
実は進化の立場から言うと、均翅類の方が不均翅類よりも進化が進んでいるということらしい。さらに進化すると羽を横にスライドしてたたむことができるバッタやカブトムシなどが現れるという。