いよさんのさびしい、つべたい、さぶい
母のいよさんは、今頃車いすでそとにでるとしきりに「さぶい、さぶい」という。「さぶいじゃないよ。さむいだよ」といってもなかなかききいれない。
「じゃあ、さびしいとさみしいとどっち?」と聞くと「さびしい」だし、「つべたいとつめたい、どっち?」ときくと「つべたいだ」といいはる。
どうもマ行のおとがバ行に変わってしまうようだ。これはいったいどこの言葉なのであろうか。ちなみにいよさんは江戸っこで牛込の生まれである。
そういえば「おゆ」のことを「おぶ」といったことをきいたことがあるし、「産湯」も「うむゆ」であるはずなのに「うぶゆ」になってしまうのも関係あるだろう。産土神(うぶすながみ)だしね。
他にはないかな?