愛すべき鶴見人 3人

私が住んでいる鶴見には、愛すべき芸能人が3人いました。

そのひとりは淀川長治さん。
むかしまだ自動改札ではなかったころ、駅の改札口を通っていたら、後ろで切符きりの駅員に賑やかに挨拶している人がいました。後ろを見たら、淀川さんでした。
バスにのっていて、賑やかに隣の人と話している人がいました。どこかで聴いたことのある声と話し方です。淀川さんでした。
たまたま隣り合った人と誰でもきがねなく談笑する人だったのですね。
家の近くを散歩すると、近くの友人があそこが淀川長治さんの家だよって教えてくれました。

もうひとりは、緒形拳さんです。私はあったことがありませんが、鶴見の人は会ったことがある人が多いようです。気さくで飾らない人という印象をみんなが持っています。
家は小学校の前にあって、外壁に能面などいろいろなお面がはられているのですぐに分かります。表札にも緒形拳と出ていました。
近くに息子の緒形直人さんの家もあるのですが、ここは表札も出ていないし、近所の人以外には誰もそこが直人さんの家であることを分からないでしょうね。

前ふたりは、故人ですが、もうひとりこの方は現役です。
鶴見で朝散歩していたら、ジョギングしている人とすれ違いました。
どこかで見たことのある人だなと思ってみたら、すれ違いざまに「おう!」と声をかけてくれました。
その声で思い出しました。ショーケンです。60年代グループサウンズのアイドルだった萩原健一でした。
この人鶴見の地元のお菓子屋さんの宣伝の看板によく出ていました。
鶴見に縁のある方であったようです。

いずれもきさくさ、かざらなさが共通の鶴見人です。

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