樹木の生き残り戦略を書いた本2冊
樹木の生き残り戦略について書いた2冊の本を読んだ。おもしろかった。作者は渡辺一夫さんと言う森林インストラクターである。
私もこういう本が読みたかったし、自分でも書きたかった本である。
ひとつは「イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか―樹木の個性と生き残り戦略」という本である。
もうひとつは「アセビは羊を中毒死させる」である。
生き急ぐクスノキ、空間の魔術師フジ、日本にだけ生きるコウヤマキ……
森で起こっている樹木たちのドラマを知れば、樹木がもっと身近に、もっと楽しくなる。
「常緑広葉樹」「落葉広葉樹」「針葉樹」に属する、日本の樹木28種が過酷な環境やライバルに負けず、生き残るためにとっている戦略とは?
個性あふれる戦略を知ることで、樹木のことがもっとわかる。
生き方、競争、繁殖、死……28の樹木のスリリングな物語!
いずれもとても興味深かった。