新聞紙に何人が乗れるか
宗教倫理教育担当者ワークショップで「新聞紙見開き一枚(2ページ)に何人が乗れるか」というエクササイズをしたことがある。
せいぜい6,7人というところだろうと想像できるのだが、これはあることをすると倍くらいに増やすことができる。
そのあることってなんだろか?
普通はなかなかできないのだが、根性を決めて試みるとできることである。
2つある。
1つは、お互いがしっかりと抱き合うことである。そうすればはみ出てても外に倒れないのである。お互いがふれあうことを嫌っていたら、せいせい6,7人だが、しっかりとお互いが抱きしめ合えば倍増することができる。
2つめは、足である。足を密着させてしっかりと並べていてもたかがしれている。足を踏むことを考えればいいのである。かかと部分で人の足を踏むとけっこういたいので、足の先のほうで誰かの足の先を踏めばいい。そうするとまた倍増するのである。
足の位置がいちばん問題となるであろう。人の足を踏めばそれだけ一人あたりの設置面積が減り、多くの人が乗れる。こちらの方が人数を規定するようである。足の位置さえ決まって、しっかりと抱き合えば相当数が乗ることができる。
わたしは最終的に何人乗れたかどうかを覚えていない。
ただ、男も女もそんなことお構いなしにしっかりと抱き合えば増えること、人の足の上に自分の足を載せるというちょっといたいかもしれない体験をしたら、もっと増えるというわけである。
このゲームはシンプルだけれど、なかなかしゃれているゲームだと思う。