大津波と「風・僕の神様」
2009年夏の「宗教倫理教育担当者ワークショップ」でこの歌が紹介された。
「風(ふう)」という歌手の歌で、旅行でスマトラ沖の津波に巻き込まれて家族を亡くした少年の心を歌ったものである。
今回の大震災で思い出したので、YouTube を探してみたら見つかった。
背景の映像は東北関東大震災に変えられている。これがまた強烈である。
ある友人の話である。
同僚の教員に言われた。
「あなたはカトリックでしょう。神様は今回の大災害をどう考えているのか。」と、休憩室で唐突に聞かれました。答えに窮し、とっさにその答えを見つけられませんでした。
こういう大震災のような災難や戦争も「神様の計画」なのか、神様は愛であるはずなのに、どうしてこういうことを起こされるのか?
この問いは、答えの与えられない最大の問いであるように思う。
わたしが死んで天国に行って神様と出会ったら、先ずそのことを面と向かって聴いてみたい質問である。
長崎の原爆の後に、ある年配の信徒のおじいさんが「よかよか、みんな神様のみ摂理たい」と述べたとある子どもの詩が伝えていた。
今度この詩を捜さなければ………。