亡きあの人に手紙届けます
5月8日の朝日新聞「五線譜」というコラムに「亡きあの人へ手紙届けます」という記事があった。
生前は言い出せなかったこと、今だから伝えられること。そんな思いが綴られた手紙を受け取り、毎年5月の「母の日」にあわせて法要するお寺が秋田県鹿角市にある。曹洞宗恩徳寺。
寄せられた手紙は母の日まで本堂で保管する。法要では、差出人の気持ちでお経をあげ、寺の写経塚に納める。
この記事を読んでなぜ「母の日」なのか疑問に思った。亡くなったあの人には父もいるだろうし、子どももいるだろう。仏教にはもっといい日があるような気もするが………。
こういうサービスはお寺がやりやすいのであろうが、キリスト教でもできるのではないか。キリスト教には11月2日を「死者の日」と定めている。この日にこういうことをする方が「母の日」よりもふさわしいと思う。