マカオ歴史博物館にあった26聖人殉教の絵
マカオの歴史博物館にいった。そこに日本の26聖人殉教の絵があった。それをみてちょっとした衝撃を感じた。
というのは、そこには23人しか描かれていなかったからである。のこりの3人はどうしたのか?
そこに日本語の説明文があった。
それによると、ここに描かれている殉教者たちはフランシスコ会の関係者で、パウロ三木らイエズス会士たちはのぞかれていて、しかも隣の建物から、マルティンス司教と聖イグナチオのイエズス会の重要な人物ががのぞいているという構図であった。
解説によると、日本の宣教をめぐってのイエズス会とフランシスコ会の確執の凄まじさをあらわしているという。
この絵が描かれたのは1940年。解説にはその前年1639年にマカオ政府が日本に送った通商使節団51名全員が処刑されたということと関係しているとあった。
この事件とは何か? ちょっと調べてみる必要を感じた。