マカオの貨幣
マカオで通じるお金は3種類ある。
葡幣と呼ばれるマカオのお金、単位はパタカ。
港幣と呼ばれる香港ドル。圓と書いてあったり元と書いてあったりする。香港ドルは3つの銀行が発行していて、3種類ある。紙幣を市中の銀行が発行しているというのが面白い。こういうところは他にもあるのだろうか?
ただし10香港ドルだけは香港政府の発行した紙幣で、なんとこれは紙ではなくプラスティックの紙幣であった。
もうひとつは「人民幣」つまり、中国本土のお金人民元(ウォン)。本当はマカオでは通じないはずであるが、中国からの観光客が多くなるにつれ、人民元歓迎の立て札もよく見られるようになっている。
香港ドルとパタカの関係は、1香港ドル=1.03パタカくらいであるが、通常は全く同じ価値でやりとりされる。多くの場合香港ドルで支払うとおつりはパタカで来る。一般のお店では香港ドルは歓迎される。
だから、パタカの小銭がどんどん貯まる結果になりかねない。しかもパタカはマカオだけでしか通じないので、市外に出ると両替ができなくなってしまう。