サイエンスナビゲーターのお話し
最近サイエンスナビゲーターの桜井進さんの名前を新聞でよく見かける。その桜井さんが良く例に出す「小学生を驚かす計算」がある。(朝日新聞2012.10.20[フロントランナー」)
1から10までの10個の数を足した答えは………55.
では、3から12までの10個をたしたら?
「すぐ答えられる方法を教えましょう。前から5番目の数の後ろに5をつける。詰り7の後ろに5をつけて、堪えは! 8から17までなら、12と5で125!」
そんな難しい問題ではないが、即座に計算できるとしたら、やはりこれは驚くだろう。
またある日は、俳句の五七五と、日本の美を説いて、おとなたちをうならせる。
日本人が古くから美しいとした比は、西洋の黄金比だけでなく、白銀比の1対√2(1.4)隊1の1を5にかえたらどうなりますか? 5:7:5ですね。
桜井さんは自らをサイエンス・ナビゲーターという。映像と音楽を交えた「数学エンターテインメント」を全国に紹介しているという。
数学は人類がつむぎだした言葉であり、物語。現在過去未来がある。でもそれを語り広める人がいない。
日本は江戸時代から世界に誇れる数学大国。数学の感動を未来に伝えたい。
「こういう話をしたら、子供たちは興味を持つだろうな。きっと数学嫌いなんて大幅に減少するのではないか」私もこう思う。
以前「数学と算数が好きになる町」というのを提案したことがある。あのときにこの人を知っていたらきっと具体化しただろうなとちょっぴり残念である。
そういえば「面白科学たんけん塾」でこのような数の物語をあつめて「電卓で遊ぶ数の不思議」という塾をやろうと提案しているが、これでは子供たちが集まらないといわれて、まだ実現していない。しかし、そろそろその時期かもしれないと思うようになった。