あのときの本間千代子がよみがえる
YouTubeで「17才は一度だけ」を見ていたら、あのころのアイドルたちの映像や歌がたくさん出てきた。
あのころ私が胸ときめかせたアイドルといえば、一番はやはり吉永小百合であろう。つづいて本間千代子、高田美和、そして高石かつ枝である。いずれも「純愛歌手」とか呼ばれていて、日曜日午後の玉置宏が司会する『ロッテ歌のアルバム』によく出演していた。吉永小百合以外はほとんど消えてしまっている。
本間千代子もそんなアイドルであった。たしか守屋浩と結婚したが、わかれてその後ひのきしんじという人と再婚したとか、書かれていた。
その本間千代子である。舟木一夫と共演した「君たちがいて僕がいた」、その映画の主題歌{愛しあうのは早すぎて」、「若い海」「娘たちの季節」もいい。「はじめて愛する」の共演は千葉慎一である。それから「17才のこの胸に」はたしか西郷輝彦との共演ではなかったか。
頭の上の方から突き抜けて出てくるような高い声の歌はちょっと珍しいふしぎな感じがすると思う。
私はファンではあったが、レコードも買わなかったし、映画も見に行かなかった。テレビで見るくらいだったので、映像に対する記憶は全くないが、それでもなつかしさが胸にこみ上げてくるのである。