「ややもすると」と「ややこしい」
「ややもすると」という言葉が気になったので、しらべてみた。
とかくある状況になりやすいさま。どうかすると。ともすれば。ややもすると。 何もせずに放置したままにしておくと、ある状態になりそうなさまを表します。 「やや」は「その状態に進んでいくさま」を意味しています。 漢字でかくと「動もすると」になります。
ついでに「ややこしい」の語源は「ややもすると」と関係があるのかもしらべてみた。
「ややこ」というのは、「幼子」、つまり「赤ちゃん」のことです。それが形容詞になったもので、イコール「手がかかって大変だ」という意味になります。
反対の意味は「ややこ」の反対なので、「おとな」。つまり、おとなしいが、反対の意味になります。
今の「ややこしい」の意味とは少し違いますが、原型はこのようです。
ことばっておもしろい。しらべていくと、意外なことにたどりつき、その結果をひとにしらせたくなるんですね。