「えんかがいい」は「お茶がおいしい」
山口出身の夫婦から「えんかがいい」という言葉を教わった。「お茶がおいしい」時にいう言葉らしい。なかなかいい言葉だと思った。
それでさっそくその語源をネットで調べてみるとここにありました。
”嚥香が良い”なのでしょうかね?
嚥は飲むとか喉を通る 香はまさにかおりという意味です。
または
「縁起(えんぎ)が良い」または「縁(えん)が良い」でしょうね。茶柱が立つのは縁起が良い、って言いますから。
ということである。
日本語のおいしさを表現する言葉は貧弱であると思う。ほかの外国語波どうか知らないが、日本語には「おいしい」しかない感じで、テレビで料理番組を見ているとみんな「おいしい」としか言わない。ほかにいいようがないものか。
たとえば「ほっぺたがおちるような」とか「舌鼓を打つ」とかいう表現をもっと考えて作ったらいいと思う。
「おいしんぼ」が「マッタリとした」みたいな表現を作ったが、もっと庶民感覚で作れないものか、わたしも考えてみたい。
そもそも「おいしさ」というのは「味」はもとより、かおり、歯触り、食感、みためなどの複合的な要素を含んでいる。そばやソーメンなどのようなのどごしも大事な要素であろう。「えんかがいい」はのどごしの良さから来る表現なのかもしれない。