広告につられて読みたくなった本4冊

今日の毎日新聞の出版広告の中に読みたくなった本が4冊も目についた。これは珍しいことである。

その1は川北義則の著「男を磨く女 女を磨く男」(PHP研究所刊)である。そのコピーにはこうある。

お互いの人生を豊かにするために知っておくべきこと
●「勇気」をうまく引っ張り出す法
●いい女は「イ」の達人である
●「面白い」は何よりも武器になる
●妻の日常は偉大である
●人に好かれる人、嫌われる人
いくら強い女性でも、男に甘えたいときがある。男勝りでバリバリと仕事をこなしている女性が、いったん惚れてしまうと、その男の前ではすっかりしおらしい女っぽさを見せることがある。男と女は磨き磨かれる関係である。

もう一つは同じ著者出版社の「男の生き方 −誇り高く信念を持て」
この本のコピーもいい。

20代は夢を描き、30代は根を張る
40代には軸をつくり、50代は颯爽と生きる

さて60代はというのを聴きたくなるのだが、著者はそこまで年をくっていないのか。
多分こういう本を読んでも、当たり前のことばかり書かれていて、そう面白くないことが多い。しかし、この広告コピーはよくできていると思う。きっとその内容よりもコピーの方が傑作というおそれがある。羊頭狗肉でないことを願う。

次は「『親切』は驚くほど体にいい!」(デイビッド・ハミルトン著 有田秀穂訳 飛鳥新社刊)。そのコピーにこうある。

”幸せ物質”オキシトシンで人生が変わる。
親切をすると脳と体をめぐる不思議な神経物質「オキシトシン」。その働きで………
1.辛いストレスが消える
2.人との絆を感じ、幸せ感が手に入る
3.心臓、血管、消化器の働きがよくなる
「親切」をすると自分が元気になる”まったく新しい健康法”

私はこういう逆説が好きである。
自分のためにではなく、人のために何かをしたいという奉仕の欲求が人間のもっとも高次な欲求であると思っているからである。
あるいは「自分の重荷を軽くするもっともいい方法は他人の重荷を背負うことである」という逆説を信じているからである。
それを裏付ける情報は私にとって貴重である。

第4に同じ出版社の本「うつは手仕事で治る!」(ケリー・ランパート著 木村博江訳 飛鳥新社刊)。その広告コピー。

なぜ昔の人はうつにならなかったのか。
神経学者がうつの正体を捉えた話題作。
人は体を使って努力し、目的を達成することで大きな喜びを感じる。畑仕事や手仕事から解放され、スイッチ一つですむ生活になってから、うつになる人が増大した………。

新聞広告でこういう読みたい本を見つけると、
1.図書館のネットで探す。ところが図書館の蔵書には新刊書はほとんどない。あっても何十人待ちであることが多い。
2.本屋で立ち読みをする。たいていはぱらぱらとめくるだけで、自分で買うことはない。図書館に入ってくるのを待てばいいだけである。
3.図書館でこの著者の別な本を探してこちらを予約する。
4.この書の紹介の中にあるキーワードを調べてみる。この広告では「オキシトシン」であることはいうまでもない。これについてはまたあらためて記述する予定である。

私は新刊書は極力買わないことにしているのだが、それでも買いたくなり、買ってしまう本がある。今回の4つの本がその中に入るかどうか。

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