子どもの願い ステファン・デランジェラ

今回の宗教倫理教育担当者ワークショップのときに配付された資料の中にあった詩というか祈りというか……です。
作者はステファン・デランジェラ神父はサレジオ会の司祭です。もと日向学院で教えておられました。

子どもの願い  ステファン・デランジェラ

私の魂を磨く役目をお持ちの先生にお願いします。
私の弱さを見て、顔をしかめず、わからないときは我慢してください。

私が騒ぐときも嫌がらずに、いっしょに喜び合ってください。
必要以上の知識を詰め込まずに、美しさと真実、ためになることだけを、教えてください。

先生、私を、親切に扱ってください。
人生は、苦労が多いと聞きます。
その苦労を背負うとき、暖かい先生を思い出に励まされるでしょう。

理由もなく叱らないで、むしろ私を慈しんでください。
私も先生を愛します。その愛は表に現れないかも知れませんが、明日は今日よりも、その愛は深まるでしょう。

先生、庭師が花を育てるように、私を慈しみ育ててください。
そのとき、やさしい思い出と、感謝の香りで先生を包みます。

私の目に光を、知恵に力と勇気を心に善良を、魂に美しさを、言葉に真実を、行為に公正さを与えてくださる先生。

私の心からなる祈りを、聞き届けてください。

(教育エッセイ「手のぬくもり」に記されていた言葉です。)

この方のエッセイは読んでみたいと思いました。

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