多すぎる選択肢の逆効果

「選択の科学」(シーナ・アイエンガー著)は横浜市立図書館ネットに予約したが、184人待ちだった。
この本は、今回の総選挙について述べた文にいくつも引用されている。ちなみに以下は毎日新聞2012.11.19「風知草 山田孝男」よりの引用です。

多すぎる選択肢は必ずしも幸福をもたらさない。米コロンビア大学の女性人気教授シーナ・アイエンガーの研究結果である。政党乱立気味の歳末選挙でそれを思い出した。
教授は人間の選択行動を実験で確かめた。食料品店の試食コーナーに24種類のジャムを並べたときと6種類のジャムを並べたときとで比較すると6種類の時のほうがよく売れた。
なぜか。人間は情報処理能力を超える過剰な選択肢を示されると当惑し、判断を保留する。結果としてまちがった選択へと追い込まれ、よりよい結論にたどりつけないことがある。

アイエンガーは、インド移民のシーク教徒の両親のもとに生まれた全盲の社会心理学者である。厳格な宗教的伝統を背負い、自由を尊ぶ米国で「選択の科学」を学び、選択の研究を進めていきたいといわれる。

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