死海で釣りをしていたアラブ人の話
私の所に原始福音信仰証誌「生命の光」が、一方的に送られてきます。
この本結構おもしろくて、愛読しているのですが、618号にこんな記事がありました。
傑作だと思います。
聖書に「塩の海」として登場する死海。その水は塩分が強く、魚などの生物はいっさい棲息できないと言う。
とっ、ところがなんと! つりをしているアラブの老人がいるではないか!
「魚なんていないって聞いたのに、何が釣れるんですか?」
「砂漠には砂漠の掟がある。お金を出さなきゃ、教えないよ」
そこで私が1ドル渡すと、
「おまえが、今日の15匹目だ」
「……………。」
本当にこういうアラブ人がいるかもしれません。
私も、死海へ行ったら、試してみたいと思うようになりました。
ユダヤ人でなくて、アラブ人というところがミソですが。
この話は原始福音信仰証誌「生命の光」という幕屋の人たちが編集する本で知った話です。
5年ほど前にイスラエル巡礼に行った時に、そのガイドをされた河谷龍彦さんにこの話を知っているかと聞いたのですね。そうしたら河谷さんは「その話どこで知った?」と聞くのです。私は「『生命の光』で読みました」って答えたら、「その話実は私が『生命の光』の記者に教えたんだ。実は私の創作なんだよ。よくぞ見つけてくれた!」ってとても喜ばれました。
河谷さんはイスラエル巡礼の名ガイドだと思ったのですが、2年ほど前に亡くなられました。河谷さんのガイドでもっと巡礼に行きたかった! 今はご子息がオフィス河谷をついでおられます。
http://www.zion.xii.jp/office/office.html