スミレの生存戦略のけなげさと面白さ

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今ごろスミレが果実をつけているのを発見しました。中には果実の殻が裂けてタネがたくさんくっついているものや、タネを弾き飛ばしているものもあります。スミレって春に花が咲くのになぜ今ごろ実をつけるのかちょっと不思議に思って調べてみました。
するとありました。私の疑問に見事に応えてくれたサイトが。

それによると、スミレには春に花咲く開放花と秋に花はつけないけれど果実を結ぶ閉鎖花があるのだそうです。今頃実をつけるのは閉鎖花というわけです。花は開かないけれど自家受粉して実をつけ種を作るのだそうです。
その他にもスミレの生態についてたくさんの興味深いことをおしえてくれました。
花が咲き終わって身を作るプロセスもおもしろいし、カラが風力発電機みたく避けてから種を弾き飛ばすのも面白いです。中には3メートル先まで飛ばすのがあるとか。
さらに興味あるのはアリとの共存関係です。スミレの種にはエライオソームというアリの好物が付着していてアリたちはその種を何とか巣まで持ち帰ろうとするのですが、なかなか成功せずに途中で諦めてしまうことがおおいようです。スミレにとっては遠くまでタネを運んでもらってそこでまた咲き出すことができるというわけです。
なんて賢い花なんだと感動的です。あの可憐なスミレがこんな健気で大胆な生存戦略をもっているなんて。

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