『平和ってなんだろう~「軍隊をすてた国」コスタリカから考える』

Satoshi Nakai さんのfacebook で「読書記録」が紹介されたので、ここでシェアします。

今月の読書記録3冊目!
『平和ってなんだろう~「軍隊をすてた国」コスタリカから考える』

 第二次世界大戦後、その紆余曲折は異なれど、日本と同じように平和憲法を持った国がありました。それがコスタリカです。植民地でしたから未だ発展途上国でそれほど豊かな国ではありません。が、この国は軍隊を持たないことを決めた国です。そして軍隊を持たないことでの平和外交を繰り広げています。同じ平和憲法を持った国の別の道筋をコスタリカは日本に見せてくれています。日本は豊かな国です。間違いないだろうと思います。でもそれは、全体的にみたらそうだということです。残念ながらそれを享受できない人達もいるし、そもそも豊か=平和ではありません。幸福度が高いわけでもありません。逆にコスタリカは豊かではないですが、この国の国民達は民主主義をよく理解し、幸福を感じ、平和を感じながら生きています。
 作中にこんなことが書かれていました。「多くのコスタリカ人は普段、軍隊のことなど口にしない。にもかかわらず、軍隊は必要かと直に問うてみるとほぼ100%の確率で「必要ない」もしくは「あってはならない」と答える。」という文です。軍隊を持たないことで様々な国難にも見舞われましたが、軍隊を持たないことでそれに耐えることが出来ました。
私たちは北朝鮮、韓国、中国などとやり合っていくためには軍隊が必要不可欠ということが当たり前になって、私たちは実は思考停止になっているかもしれません。そう思わせる作品でした。この本を書いたコスタリカ専門家の足立さんもやはりヨハン・ガルトゥングの影響を受けていました。私に新しい気づきを与えてくれました。読了^^

そうしたら映画「コスタリカの奇跡」という映画を誰かが紹介していました。
こちらもチェックしてみてください。

本も映画も早速見てみたいものです。

『平和ってなんだろう~「軍隊をすてた国」コスタリカから考える』” に対して1件のコメントがあります。

  1. 高島 均 より:

    この本を読んだことがないので、的外れなコメントになっているかもしれませんが、シェアされた文章を見て感じたことを書かせてもらいます。コスタリカにも沿岸警備隊Coast Guardがあって、国土を守っています。軍隊を持たないということ即国土を守る武力を持たないということではありません。ちなみにコスタリカは私の大好きな国の一つですが。

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