アオギリ型1枚羽根回転落下物体
回転落下物体の「1枚羽根」については、その1,その2で前に取り上げたことがある。回転落下物体は1枚羽根がやはりもっともシンプルでしかも奥深いのではないかと思う。
今回紹介するのは、国立科学博物館附属自然教育園の萩原信介氏が1994年に考案した一枚バネでアオギリの種子をモデルにつくりだしたものである。
このモデルは、紙の縦横比、重りの位置と重さなどの微妙なバランスのもとに回転落下する。バランスが狂うと回転落下をしない。
私はいろいろな形態のものを作って実験してみた。そのまま上に放りあげて、落ちてくる途中から回転をはじめるというのが一般的である。これだと台の上にでも載って上に放りあげると、やっと足元から回転し出すという大学に入りとよくその現象が確認できないにもかかわらずに