「Take&Masa 音楽紀行」に行きました。

3月17日(日)湯河原での集まりの後、東京高田馬場でうちあわせをして、そのあと小平のルネこだいらで開かれた「Take&Masa 音楽紀行」のコンサートに行きました。清子さんとSIGNIS の仲間たちと総勢6人で行きました。
聞いている人は20名くらいの小規模なコンサートでしたが、とても楽しいコンサートでした。こういう音楽の楽しみ方があるんだと身を乗り出して聞いていました。
うちの教会のクリスマスチャリティコンサートに招待できたらいいなと思いました。

このコンサートについてはここに紹介されています。
タイトルが「音楽紀行」とある通り、いろいろな国を旅しながら音楽を聴いているような感じでした。

出演者は3人でした。
ヴォーカルのTakeさん、この人は英語の先生で翻訳家みたいですね。でもアメリカでヴォイス・トレーニングを受けて声楽を志されたようです。ヘンデルのラルゴからスペイン民謡『追憶」「ラマンチャの男」から「見果てぬ夢」「蘇州夜曲」「見上げてごらん夜の星を」「胸の振り子」「川の流れのように」までとても楽しく聞かせてもらいました。

Masaさんこと福田真顕さん、この方はピアニストです。会場の参加者から3つの音をランダムにもらい、それを中心にピアノを弾いてしまうという離れ業を演じていました。ちなみにこの日会場からいただいた3つの音は「ファ」「ド」「ラ♯」でした。それからラフマニノフの「鐘」という前奏曲の説明が良かったです。鐘の音の余韻をピアノで弾くという感じでしたこの人のラフマニノフピアノ協奏曲を聞いてみたいです。

もう一人は安富しげよしさん。この方はアメリカ史研究者で、現在大学教授。つまりプロの音楽家ではないのですが、なかなかいい味を出していました。

このコンサートの音楽の楽しみ方のひとつは、比較して聞くことです。
Masa さんのひかれたピアノ曲に、ショパンの「別れの曲」と「革命」というふたつの対照的な「エチュード」がありますが、これを比較して聞いてくださいというのです。
あるいは、服部良一さん作曲の「胸の振り子」と「蘇州夜曲」の共通点はどういうところにあって、どういうイメージが浮かぶかを意識して聞いてくださいという説明もありました。
また「美空ひばりの歌として有名な「川の流れのように」は、作詞家の秋元康氏がニューヨークのイーストリバーでこの詩の言葉を作詞しているのですね。皆さんのイメージから美空ひばりさんや演歌のイメージをまったく取り去って、ニューヨーク市内の川を思い浮かべてくださいというのです。」味わいが違ってくるはずです。

こういう楽しみ方は、音楽のプロだとしないだろうなという楽しみ方でした。

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