高校生デザイン選手権

11月12日の毎日新聞に第17回全国高等学校デザイン選手権の記事があった。
これがなかなかユニークで面白かった。

というのは、この選手権の文部科学大臣賞は「男も見守る携帯アプリ ウームメン」と題した「赤ちゃん実感アプリ」というものだったからである。

 男性が感じづらいおなかの中の赤ちゃんの成長を、身近な携帯電話で見られるというアイディアを実現性が高い評価を得た。
 トップページにはおなかの赤ちゃんのアイコンがあり、実際の赤ちゃんと一緒にアイコンも成長する。健診のトキのエコー写真や動画を携帯で見られる「エコーアルバム」△胎児が動いたら妻が夫にボタンで伝えられる「胎動バイブレーション」などの機能がある。

佐賀県有田工業高校の男子生徒の作品である。

もうひとつは、静岡県伊東高等学校城ヶ崎分校の女子生徒達の作品、「枕投げのススメ」。

 相手の顔面に思いきり、ぶつけた時の快感とあてられた時の屈辱感が最大の魅力」である「枕投げゲームのルール」を定めた。
 競技は、狭い部屋で少人数が立ちひざで投げ合う生き残り戦の「梅の間6人部屋の乱」▽立って思い切り投げ合う「竹の間8人部屋の乱」▽布団を積み重ねた大将を落としたら勝ちの「松の間10人部屋の乱」--など6種類ある。

 1チーム1回だけできる「先生が来たぞー」の宣言をされたら対戦相手は寝たふりをしなければならず、そのすきに当てられて寝ている人は敵陣から枕を運んでこられる特別ルールもある。また、相手が枕を投げる瞬間にその枕を狙って相手の枕を顔面にはね返す「つばめ返し」など上級技もある。審査員長の小山薫堂さんからは「地元、伊東市は温泉もたくさんあり、地域おこしも期待できる提案」と高く評価した。

 なんでこれがデザインなのかと思うようなかんじであるが、デザインを最も広い意味で考えているわけであろう。
 なかなかユニークな催しである。
 私が高校生だったときにこれがあったならば必ずや応募したに違いないと思わせる内容である。

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