誕生日順エクササイズ

私の関係する国際交流グループが主催する日本語を教える人を養成する講座の1回目で、こんなことをした。
6つのグループに分けるためのエクササイズである。
参加者は34名。
講師の先生は次のように指示した。

机といすを外側に動かして、真ん中にたってください。これから誕生日順に並んでもらいます。1月から早い順に12月の人は後ろの方に並びます。
ただし、声を出して話してはいけません。手振りでコミュニケーションを取ってください。
そして1列に6人ずつ左の方が誕生日の早い人が来るように並んでください。34人いると7列出来て一番後ろの列は4名になりますね。
では、はじめてください。

参加者たちは、身振り手振りで自分の誕生日をまわりの人と知らせあって、自分の方が先か後かを判断して並んだ。ほとんどの人が指で誕生月と日を示しあっていた。隣の人同士で知らせあって入れ替わると、また別の隣の人と知らせあって入れ替わったりしていた。
落ち着いてきたので「もういいですか?」と確かめた上で、一人ひとり誕生日をいってもらった。

すると3箇所くらいまちがっていて、あわてて入れ替わっていた。年配の人の方が間違えたかなという感じである。
それで今度はタテにグループをわけていった。それぞれの一番左側の人たちが一つのグループ、その次の列がまた別のグループというようにして6つのグループを作っていった。
声を出さないで指示しあうとけっこう間違えるものだなという印象であった。
どこかに盲点を作ってしまって、隣り合った人を確かめ合うことをしなかったようである。両サイドの人と必ず確かめ合えば、こういうことは起こらないであろう。

なかなか面白いエクササイズであった。

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