日本語教室の発声練習

昨年の7月に東戸塚で日本語教室をはじめたので、まもなく1年になる。毎週1回の養成講座を半年ほど受講して始めたのだが、こんな未熟な教え方でも来てくれる外国人の生徒がいて、しかも日本語がみるみるうちに上達していくのを見るのはとても嬉しい。

ところでこの教室はいつも発声練習から始める。インストラクターが次のような言葉を先導して唱え、外国人の受講者たちが大きな声でそれを繰り返す。

あいあう あうあい ざいざう ざうざい
うおいえあ おあういえ あいうえお
ずどじでだ どだでじで だじずでど
ぷぽぴぺぱ ぽぱぷぴぺ ぱぴぷぺぽ

ながさき はらじゅく しんじゅく
せんせいですか? せんせいですか。
よんさいです。 ろくさいです。
いちえんですか? ななえんですか?

上に上げた例の最初の4行は、意味のない早口言葉みたいなものなのですが、何か意味がありそうに思っても、未だにその意味が分かりません。

ところで、地名や人名をとなえるときにちょっと不思議なことに気づきました。たとえば4字の地名です。

かわさき ひらつか よこはま 
かながわ ちがさき ほどがや

上の行と下の行では、イントネーションというか音の高さが違いますね。
3字や2字の場合です。

とつか しぶや うえの とべ
つるみ かまた たばた ずし

これも上の行と下の行では違います。
人の名前も同じようにありますね。

はらさん ほりさん もりさん
おかさん たにさん なかさん

つちやさん すずきさん やまださん いとうさん
たむらさん たなべさん さとうさん

なかむらさん さいとうさん わたなべさん  
やまざきさん なかたにさん さかぐちさん

違ったイントネーションで読むとやはり違和感がある。どうしてこの違いが生まれのだろうか? なにか法則性があるのだろうか?   
日本人は特に意識して使い分けているのではないが、どうしてこの違いを学ぶのだろうか?
外国人にこれを教えるには、けっきょく声をあげて発音しておぼえるしかないのだろうか?

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