2つの幸せホルモンの話

9月8日の毎日新聞に「さあこれからだ −38− 感動幸せホルモン分泌」という記事があった。諏訪中央病院の医師鎌田實さんの記事である。
それによると、幸せを感じると分泌される2つのホルモンがあるそうだ。一つはセロトニン、もう一つはオキシトシンである。

セロトニンは、特に感動したり、幸せな気分を感じるときに分泌される。うつ病の治療に効果ある薬にもなっている。これは必須アミノ酸の一種で赤身の魚やチーズに含まれているトリプトファンを原料とする。
もう一つのオキシトシンの働きも興味深い。赤ちゃんにおっぱいをあげているときに、お母さんの脳内に分泌されることで知られるようになった。相手の身になって人の役に立っているときにも分泌されるのだそうである。
セロトニンが「自分を幸せにする」ホルモンなら、オキシトシンは「ほかの誰かを幸せにする」ホルモンである。「なんであんなに元気なのか」と不思議に思えるくらい人のために走り回っているひとがいるが、たぶんオキシトシンがその人を元気にしているのではないかと思う。

これらは愛情ホルモンとしてもよくしられている。愛情ホルモンには、ドーパミン、エンドルフィン、アドレナリン、ノルアドレナリン、テストテロンなどなどたくさんあるが、特にこのオキシトシンの働きはユニークであると言えよう。
私は、最期の最期まで人のために役立つようなこと、人を喜ばせること、福音を伝えることをし続けたいと望んでいるが、まさにこのオキシトシンをたくさん分泌できるようになればいいわけである。

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